COFLO BLOG

April 15th, 2020

ポイ捨てはやめましょう(色んな意味で)

皆さん今晩は。
COFLOです。
早速ですが今回は、題名にある”ポイ捨て”についてではなく、僕の好きなアーティストを一人紹介しようと思います。
彼女の名前は、ヘザー・デューイ=ハグボーグ
遺伝子や、3Dプリンタを駆使した、バイオアートを専門とした、NYのアーティストです。
僕は高校生の頃ガチガチの文系のくせに、イキってサイエンス系の雑誌を読んだり、DNAとかについてちょっと勉強してたんです。(かっこいいと思ってた)
その頃に彼女の存在を知りました。
彼女は、2013年に”Stranger Visions”という作品を発表し、一気に注目を集めました。
この作品は、街のアスファルトに落ちているガムやタバコの吸殻、髪や爪などから得たDNA情報を元に、その捨てた人、持ち主の顔を3Dプリンタで出力するという、狂気を感じる内容となってます。
怖いって
怖すぎるって
まあこんな感じで、ポイ捨てした人の顔がいっぱいありますが、何もこの作品には、ポイ捨てをした人間を晒してやろう、といった意図は全くなく、”遺伝子の監視社会”となる未来の可能性を、アートとして表現することで、人々に関心を持ってもらう。というのが彼女の狙いです。
犯罪捜査の観点では、DNA解析は犯人特定に非常に有益な捜査方法ですが、言い換えれば、全て筒抜けということです。性別、祖先、目の色、髪の色、肌の色、鼻の幅や目の間隔まで分かるそうです。
彼女はこの作品を発表後、プライバシーへの干渉を保護するために”DNA除去スプレー”とかも作っていてます。(個人的にこれはやりすぎ笑)
進歩する科学技術に対する、彼女なりの挑発なんでしょうか。
実は僕らもお金を払えば、個人のDNA解析はできるんですよ。
自分の祖先とかは、死ぬまでに一回調べてみたいな~とは思ってます。
もうそういう時代に来てるんですね~
ちょっと怖い話ではありますが、アートとして見たら、メッセージ性が強くてとても面白いと思います。入り込みやすいというか、自分に当てはめて考えられるアートって結構少ない気がして、こういうのは個人的に大好きです。
僕もまだまだ知らないので、皆さんが好きなアーティストとかいたら教えて欲しいです!
それではこの辺で。