COFLO BLOG

April 20th, 2020

ロシアのヤンキー

皆さんこんばんは。
COFLO テツです。
今回はロシアのヤンキーについてです。
といっても、ロシアのヤンキーの右ストレートはやばいとかいう話ではなくて、ファッションのお話。
ロシアのヤンキーは大体アディダスのジャージを着ています。
結構もう知ってる方も多いとは思います。
なんでこんな皆アディダスが好きかというと、
冷戦時代まで遡るのですが、
1980年のモスクワ五輪を開催するときに、アディダスはソ連政府と契約を結んで、ソ連代表チームに、ストライプ入りのユニフォームを提供しました。
当時のソ連のお偉いさんたちは、冷戦中ということもあり、選手が欧米製のユニフォームを着て出場することを、あまり良く思ってなかったんです。
でもソ連国内の繊維製品は、品質で劣っていたから、苦肉の策でした。
そこでソ連政府は、暴挙に出ます。モスクワ五輪後、資本主義のマークなんか消してしまえ!ということで、商品のロゴを取っ払い、アディダスの3本線を、2本線にしてしまいました。(もうちょいやり方あったやろ)
まあでもこんなことで、国民が騙される訳はなく
”オリンピック選手は本物のアディダス着てるやんなんでなん!”ってなるわけで
政府がそんなことしちゃったから、逆に火がついてモスクワ五輪の後、ソ連でアディダスがめちゃめちゃ人気になりました。
政府の規制が厳しかったので、街はコピー品に溢れ、実際に本物を手に入れられた人は、一目置かれていたそうです。
1990年代頃には、アディダス以外のブランドも含め、トラックスーツは街だけでなく、犯罪界でも一般的な服となり、
多くの刑務所には制服がなかったので、囚人もトラックスーツを着ていました。
マフィアの間でも流行し、段々その頃あたりから、アディダスがロシア国内で、”ワル”のファッションとして認識されるようになりました。
だからロシアのヤンキー達は、”ワル”の象徴として、今日もアディダスを身にまとうのかもしれません。
とまあ、そんなこんなで、色々調べていくうちに、へ~
ワルそやな~ とか思ってみてたら
。。。
え、なんかこいつかっこいい
となったわけです。
そこでこの時期、コーディネートにジャージを取り入れてみてはどうでしょうか!というのが、今回のブログの裏テーマです。(表向きはあくまでもロシアのヤンキーについてです。)
この時期まだちょっと夜とか冷えるし、さくっと上から羽織れるのもいいですよね。
有名ブランドのジャージとかもかっこいいけど、
このALLTIMERSから出てるセットアップとかいいですね。
ブランドの名前もそこまで大きく刺繍されている訳ではなく、
ストライプの色がネイビーとうまく馴染んでて、個人的に好きな配色です。
セットアップで着るのもかっこいい
ジャージスタイル挑戦してみてはどうでしょう??なんかあった時とか走りやすいです。
ALLTIMERSはアメリカですが、
”憎しみ(La Haine)”という、90年代のパリを舞台にし、人種差別をテーマに扱ったフランス映画がありまして、
この中に出てくる、若者がみんなかっこいいんです。ジャージだけじゃなく、皆それぞれスタイルがあってかっこいいですよ!よかったら見てみてくださいね。
あー早く外出て、パーティーやらデートとかなんやらアクティブなことがしたい!
とりあえず僕は、今はそのストレスを逆に溜めまくってやろうと思いまして、この状況が落ち着いたら、爆発してやろうというマインドに切り替えました。
考え方ヤンキーぽいかな。
とにかくみんなで乗り越えましょう!
それではこのへんで!