COFLO BLOG

April 17th, 2020

伝統芸能

みなさんこんにちは、
COFLOスタッフのテツくんの大のお友達であり、
しんたろうくん(片山さん)の星違いの弟、
そしてEach makesの炊き出し担当をしているツネです。
今回は僕のマイフーッドの話をしようと思います。とても田舎でとくにでかい商業施設もなく
山と川と海に囲まれたそんなところのお話です。
んでもって「石見神楽」と言うのをみなさんに紹介したいと思います。
これは僕の今の何かを作ったり何かをすることの原点、いやルーツになっているものだと思われます。
この機会に皆さんに石見神楽を知ってもらい良さが伝わればいいかと思い書かせていただきます。
どんなものかと言うと大阪だと岸和田のだんじりみたいな感じですかね、
島根県の西部に昔より受け継がれていて、この地域の子供は小さい頃から自分の地区の団に所属しておじいちゃんからお父さん息子と代々に受け継がれるとゆういわゆる伝統芸能です。
秋の収穫の時期に五穀豊穰や商売繁盛を願って神社で神様を奉り夜から朝まで夜通し踊るというもので、演目いわゆるストーリーみたいなのが30演目くらいあります。
だいたいの演目が神話や古事記などを基にして作ってあるものが多く、
その踊りに合わして大太鼓、小太鼓、手拍子、笛の囃子に合わせてお面を被り豪華な衣装を身につけて踊るのが石見神楽の特徴です。
ここで僕の好きな(天の岩戸)とゆう演目を
ざっくりと簡単に説明したいと思います。
高天原とゆう天空の世界に天照大神(あまてらすおおみかみ)と言う太陽の神様がいました。
ある日天照大神の弟、須佐之男命(すさのうのみこと)が高天原で暴れたり悪さをしたりてました、困り果てた天照大神はすねて天の岩戸という洞穴へ隠れます。
太陽の神様なので隠れてしまうと世の中はたちまち闇の世界になってしまいました。これは一大事と高天原の他の神様たちは作戦を練ります。どうしようどうしよう…そうだ!天の岩戸の前で祭をしよう!!となり、暗闇の中祭がはじまりました。
そこで踊りの神様天鈿女命(あめのうずめのみこと)が鈴を持って楽しそうに踊りをしていると、それが気になって洞穴を少し開けて天照大神が覗いていました。
ここぞと言わんばかりに力持ちの神様の手力男神が(たからおのかみ)が洞穴の岩を頑張って開けようとします。
徐々に岩が開いていき手力男神が天照大神を引っ張ってでてきます!
そうすると暗闇だったらまた光を取り戻し、神々たちは喜び高天原はまた平和な日々を取り戻します。
といった物語です、
見てる内に自分が神話の世界に自分が引きこまれるとゆうか、囃子の音、踊り手の綺麗さや優雅なとこが口では説明できないほどいいんです、Youtubeのリンク貼っといたんで良かったら見てみてください。
 
石見神楽の天の岩戸
明治時代に描かれた天の岩戸
石見神楽はとても時代に根付いて、ものづくりの話をすると衣装もお面も地元の人が地元の物で作っていて、
何件か工房がありそれぞれの職人さんが自分の個性を出して作品を作っています。
神楽の衣装は高いもので何百万もするとても高価な物です。
石見神楽の衣装はとても重く、何十キロという重さになり、金糸や銀糸を使って1着を一つ一つ人間の手で縫い合わせてつくります。
刺繍の色やデザインもそれぞれ団体ごとにスタイルがあって海の波や山の色や空想の龍や自然のものをイメージして作っていて、同じ衣装は1着と無くそれを見るのもまた醍醐味です。
お面と聞くと木で作ってるのをみんなさん想像すると思うんですが、石見神楽はとても激しく踊るのでお面が軽い和紙で作られていています。
それも石州和紙という地元の和紙で作られていて、まず粘土でお面の形を作り、その上から何層にも和紙を貼り粘土が乾燥したところで粘土を壊し和紙のお面の原型を作りそこから色を塗り完成させるというとても独特な手法の作り方のお面で、
これもまた演目ごとにさまざまな種類のお面がありそれもまた見る側を楽しませてくれる一つです。
こうやって舞台に立って踊る役者は重たい衣装を
身につけて倒れそうなくらい踊り、そして太鼓などの囃子は声を枯らしながら歌を歌い。
それだけではなく衣装を作る人お面を作る人、それぞれのプロが力を合わしてみんな誰かを喜ばしたい、感動してほしいという一つの願いの元に成り立っています。
僕からすると石見神楽はとても身近なものですが
こうして知らない誰かに良さを伝えると言うのは
とても難しいもので、文章力のつたない僕の
話がうまく伝わったかわからないのですが、
こうやって伝えようとするとまたその良さを知り
僕も一度離れてみてまた良さを知りました。
はじめにも書いた通りほんと田舎なんですが、
こんなにも素晴らしい物が根付いていて地域の人に寄り添い
そしてみんなの生活の一部なっている文化があることをとても誇りに思います。
でもやはり石見神楽は一度生で見ていただくのが1番いいと思うので是非!
きっと懐かしい気持ちと、気付いたらその世界に巻き込まれていると思います。
話は変わり僕の見解ですが、
今この様な状況でも外に行けば工事現場の方や交通機関の方が一生懸命働いておられます。
きっとその方たちにも大切な人はいて
Stay homeできるならそれが一番だと思います。
ですがその方たちは日本国のためそしてへ僕たち国民みんなのタメに自分の身を危険に晒してまで働いてくれてます。
ほんとに心から感謝します、ありがとうございます。
そしてネットやテレビのコメンテーターみたく文句ばっかり言うのではなく今はみんなでみんなの幸せの為に協力できることからしていきましょう。
そしてまたみんなでパーティーしよーぜ!!peace!!!