どうもCOFLOです。
先程お伝えした様に本日より”FUCKINGAWESOME”をCOFLO WEB STORE へ投下しております。
そこで本日は世界中のヘッズ達を虜にして止まないFUCKINGAWESOME (以下FA)の魅力とは何なのか、そこにフォーカスしてみたいと思います。
皆さんは”Jason Dill”という男をご存知でしょうか。
FAを知っている方は勿論!となるかもしれません。
Jason DillはFAの主宰者(後2人共同経営者がいます。)であり、
全てのデザインを手掛けるデザイナーであります。
Jason DillはかつてALIEN WORK SHOPというデッキカンパニーに所属し、
NYのストリートスケートを牽引してきた第一人者であり、
その当時からスポーツというか競技じみたスケートスタイルに中指を立て続けていました。
それ故、Jason Dillは今日に至るまでキッズ達にストリートスケートのあり方を示してきたシーンにおいて唯一無二の存在となっています。
昨年、ロサンゼルスはウエスト・ハリウッドにヘッドショップ1号店をオープンさせたFA、
天井にはパトカーつけるなんて何て愉快な事をするんだ。笑
そんなFAのチーム構成を見ると更にこのブランドの真髄が見えてきます。
(少し前の写真ですが)
例えば、Sage ElsesserやNakel Smith、Kevin BradleyといったHIP HOPやJAZZなどブラックカルチャーを彷彿とさせるライダーがいれば、Sean Pablo、Anthony Van Engelen(AVE)といったロックやパンクを彷彿とさせるライダーがいる、
一見アンバランスに思いがちだが(他のチームを見てもライダーの雰囲気やカラーを統一しているチームが多い)、これこそがJason Dillの表現したいスケートボードなのかなと感じます。
スケートボードは音楽的な要素も多く、スケートボード創成期はハードコアロックやパンクがスケーターの音楽というイメージでしたが、その後”ZOOYORK”がMIXTAPEをリリースしスケーターにHIPHOPが浸透していきます。
そして近年、イギリスはロンドンのブランド”Palace”がダンスミュージックやテクノといった音楽をスケートの映像に使っています。
しかしDillはそんな物を取っ払ってHIP HOPを聴いていようがパンクやロックを聴いていようが問題なのはスタイルじゃない、ストリートスケート=遊びという精神的な物を表していると思うのです。
それを感じるに至った要因として、冒頭でもお伝えしたALIEN WORK SHOP在籍時にリリースされた、”PHOTOSYNTHESIS”においてDillはデッキから降り階段を駆け下り再びデッキに乗りステアをオーリーで飛ぶというラインを残している。
当時あまり見ないスタイル、ラインで他のスケーターとは考える事見ている世界が違うなと、スケートボードに対して遊び心を感じます。
Dillとゆかりの深いSupremeもおそらくDillが体現したいスタイルに賛同していてSupremeのチームを見てもそうだし、
2014年にリリースされた同ブランドのフルレングスビデオ”Cherry”においても垣間見えるのです。
32分頃、Dillがデッキにあたり散らかしている場面の次の場面、
おそらくCherryを撮ったフィルマー”Willam Strobeck”が気持ちよさそうにプッシュしているDillを引きで撮っているシーンです。
これを見るとスケートボードってプッシュしているだけで気分は高揚してくるし気持ちいい、それだけで十分なんだよと背中で語っている気がします。
ここで見えてくるのがGONZとの関係です。
お互い考えている事が一緒というか自然に引き合わされたというか、
とにかくストリートスケートに対しての思いや考えが同じなのかなと。
今ではSupremeやAdidasでもチームメイトですがその前から一緒にいるシーンを見る事が多かったです。
という事で今回は”FUCKINGAWESOME”の真髄に触れてみました。
FAのプロダクトやデザインがクールでイケてるのは周知の事実な訳で、
そのカッコよさがどこからきているのかという事を皆さんに知っていただきたく長々と綴らせて頂きました。
皆さんも自分感じるクールの定義を考えてみてもいいかもしれません。
何か新しい物が見えてくるかも。
それではこの辺で。