COFLO BLOG

April 1st, 2019

KATSUO通信Vol,15 ~解放~

どうもCOFLOです。

お久しぶりでございます。

春ですねー。

各地で桜も開花しはじめ、プロ野球も開幕、何かから卒業する人もいれば何かを始める人もいる。

卒業では無いですが、僕の永遠のヒーローであるイチローが引退しました。

まぁこの話は簡略化出来ないのでまた何かの機会に長々と書かせて頂こうかと思います。

とにかく人はそれぞれ色んな春を迎える、出会いもあれば別れもある、儚いですね。

さて前回極度のバッドマインドに陥った事により、もう1人の自分を生み出してしまったKATSUO。

そんな中新潟は十勝町の星峠にある棚田へ。

大小様々な棚田が約200枚、この規模の棚田を初めて目の当たりにしたKATSUO、迫力の光景に固唾を飲んだのも束の間、脳内で”あいつ”が囁きます。

「さっさと長野に入って贅沢しようぜKATSUO」

その言葉に素直に従ってしまう自分に恐怖を感じながら長野に入ります。

バイクで走行中も”あいつ”が脳内で囁きます。

「まずは実家に帰って風呂だ、その次にメシ、豪華なのを用意させよう、酒も必要だな、特にビール、日本酒も用意させてだな。」

しかしそこへKATSUOの憧れるアーティスト”KAMI”氏が長野に滞在しているとの情報が、しかも*ミューラルを製作中だとか。

*ミューラルって何?

説明しよう!ミューラルとは英語でMural Artと呼ばれ、直訳すれば”壁画”なのである!

さてその情報を入手したKATSUOは”あいつ”の声を振り切りKAMI氏がいる現場へアポ無しで向かいます。

そして志賀高原のミューラルのある店に向かいますが定休日、相変わらずツイていませんKATSUO。

しかし諦めの悪い漢KATSUO、ダメ元で近くにいた人に聞くと店は閉まっているがKAMI氏は中で製作中との事。

中に入れてもらいKAMI氏とアートについて語り合い、また1つアーティストとして成長したKATSUO、アートについて考えている時や製作している時には”あいつ”が出てくる事は無く清々しい気持ちでいれる事に気付きはじめます。

そして”あいつ”も本来のKATSUOもお待ちかねの実家へ。

かなり久しぶりのお袋の味、この旅の中で1番美味しかったと後にKATSUOは語ってくれました。

ここでKATSUOはある異変に気付きます。

そう、あれだけ実家に帰り贅沢してやると意気込んでいた”あいつ”が出てこないのです。

出てこない事に越したことはないと、家族団欒の時間を楽しみ眠りにつきます。

すると”あいつ”が苦しそうな声で囁きます。

「おいKATSUO、なぜ贅沢しない、え?」

しかしKATSUOは地元長野に帰省し地元の自然、家族の暖かさに触れ、完全に自分を取り戻していました。

「お前はもう1人のおれ、お前はおれの醜い部分を全て背負いこんでたんだろう?もう無理はするな、おれは昨日までのおれじゃない、旅をして地元に戻り人の暖かさ、そして自然の包容力、おれは1人じゃないと思えた。」

「お前のおかげかもしれない。」

KATSUOがそう呟くと”あいつ”は苦しみながら消えたそうで、KATSUOはそれを自分の目にしっかりと焼き付けました。

「自分の弱い部分によって生み出された”あいつ”、自分の敵は自分自身なのかもしれない。」

そう思いながら何やら体が軽くなった気がしたKATSUOは深い眠りにつきました。

翌朝目を覚ましたKATSUOは自分がスケートを始めた場所、芽野スケートパークへ。

久しぶりにローカル達とスケートしいい汗をかいた後はスケーターが営む蕎麦屋へ。

長野といったら蕎麦!!

最高に美味しい蕎麦に舌鼓をうった後はローカルスケーター達と大宴会!

どこへ行ってもスケーターのノリは変わりませんね。

ずっと1人だったKATSUOは今回の帰省で仲間、家族の存在の大きさに気付きバッドマインドから完全に解放されたのでした。

清々しい気持ちになったKATSUOは同時に試練を与えてくれた”あいつ”を思い長野の広い空を仰ぎました。

さぁ、KATSUOを支配していた”あいつ”から解放され改めてこの旅の重要さを感じたKATSUO、後半も楽しみです。

それではこのへんで。